口臭

歯周病と女性と女性ホルモンの関係性とは

質問

女性は歯周病になりやすいの?

答え

はい。歯周病の発症や悪化には女性ホルモンの関与が大きくて、更に女性の歯は男性よりもエナメル質の硬度が低く、その下にある象牙質は男性よりも薄いので、女性は男性に比べて歯周病になりやすいです。

 

どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!

ニワトリ

女性の方が歯周病になりやすいって知ってた?特に気を付けたいのは、妊娠中の歯周病だよ!子供の状態にまで影響を及ぼす可能性があるんだ!詳しく解説するね!

ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!

 

歯周病と妊娠

歯周病菌は女性ホルモンを栄養源とするため、ある時期には女性は歯周病が進行しやすい傾向がある。特に妊娠中は女性ホルモンが大量に分泌され、唾液の中にも溶け込んでいるため、歯周病のリスクが一段と高まる。さらに注目するべきなのは歯周病にかかっている妊婦は、歯周病のない妊婦に比べて早産や低体重児出産のリスクが5~7倍に膨らむというデータである。

 

口臭対策

 

ニワトリ

女性はそれだけで歯周病になりやすく、歯周病になると口臭の原因になる。さらに、歯周病にかかってしまうと、早産や低体重出産等のリスクが5倍以上になるっていうんだから、これは妊娠中の女性は気をつけなきゃいけないね!あまり神経質になるのも駄目だけど!

ぴよぴよ(危険っす)!

 

 

この章のまとめ
  • ある時期には女性は歯周病が進行しやすい傾向がある。
  • 特に妊娠中は女性ホルモンが大量に分泌され、歯周病のリスクが一段と高まる。
  • 歯周病にかかっている妊婦は、歯周病のない妊婦に比べて早産や低体重児出産のリスクが5~7倍に膨らむ。

 

歯周病と早産

早産は、妊娠37週未満での出産、低体重児は、生まれた時の体重が2500g未満の新生児のことをいう。日本では早産による低体重児出産の割合は、全出産の約9%とされている。

 

歯周病の炎症があると、PGE2(プロスタグランジンE2)という酵素や、炎症性サイトカインの血中濃度が高まるが、これらには子宮を収縮させる作用がある。PGE2は陣痛促進剤として使われるほど子宮収縮作用が強いことからうかがえるように、この作用によって早産や低体重児出産の可能性が高くなるのだ。

 

重度の歯周病が妊婦に与える影響は、アルコールや喫煙の影響の2倍もあるという。これは、歯肉の炎症により胎盤を収縮させる化学物質が作られるからと説明されている。

 

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その原因の一つとして、歯周病菌が腫れた歯肉の血管から血液中に入り、それが羊水内に入って胎児の成長に影響し、予定通りに生まれても小さめの赤ちゃんになると考えられている。

 

実際に、アメリカのデューク大学医療センターで、破水の際に出た羊水を調べてみると、そこには口の中のプラークに住んでいるはずの細菌『フゾバクテリウム・ヌクレアタム』がはびこっていた。口の中のプラーク以外の場所にはいるはずのない歯周病の菌がそこにいたということは、早産の原因とは無関係とはいえないのである。

 

口臭対策

また、妊娠中は女性ホルモンの分泌が増えて、歯周病菌などの細菌を増加させ、歯肉出血が起こりやすくなるとも言われている。妊娠中でも徹底的に歯周病治療をすればこうしたリスクを軽減できることも知られている。安定期に入ったらぜひ歯科医院で検診を受けたい。

 

口臭対策

 

早産と低体重出産

早産とは 妊娠37週未満での出産
低体重児とは 生まれた時の体重が2500g未満の新生児
早産による低体重児の割合 全出産の約9%

 

ニワトリ

これでより一層、歯周病が早産や低体重出産に繋がっている可能性があるっていうことがわかったね!妊娠中は神経質になりすぎない程度に、神経を張り巡らせる必要があるよ!

ぴよぴよ(でも、命を産むっていうことを実感するっす)!

 

 

この章のまとめ
  • 歯周病の炎症があると、早産や低体重児出産の可能性が高くなる。
  • 重度の歯周病が妊婦に与える影響は、アルコールや喫煙の影響の2倍もある。
  • 妊娠中は女性ホルモンの分泌が増えて、歯周病菌などの細菌を増加させ、歯肉出血が起こりやすくなる。

 

 

女性が負っているリスク

女性であることは、それだけで虫歯や歯周病にかかりやすいと言える。歯周病の発症や悪化には女性ホルモンの関与が大きいことがわかっている。歯周病菌の中には、女性ホルモンを好む種類の菌がいて、女性ホルモンが増えると、一気に増殖するものがあるからだ。生理前後に歯肉が腫れることがあるのも、女性ホルモンのバランスが変化するためだ。

 

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女性のリスクの一つは、唾液腺のサイズが小さく、唾液の分泌量が少ないことだ。男性に比べると唾液の中和力である緩衝能が著しく低く、口の中がいったん酸性に傾くと、なかなか中性には戻らない。

 

そのため虫歯になりやすく進行もしやすい。特に更年期はホルモンバランスが崩れて唾液の分泌量が激減する。虫歯だけではなく歯周病やドライマウスのリスクも加わる。

 

口臭対策

また、女性の歯は男性よりもエナメル質の硬度が低く、その下にある象牙質は男性よりも薄いことがわかっている。歯は、

 

  • エナメル質
  • 象牙質
  • 歯髄

 

の三層構造になっているが、防御壁であるはずのエナメル質が弱いというのは、虫歯予防にとって致命的だ。また、象牙質が薄ければ虫歯が歯髄まで達しやすいということ。まさに女性にとって虫歯との闘いは宿命ともいえるもの。

 

口臭対策

女性にとって女性ホルモンというのは切っても切れない関係性にある。女性ホルモンの分泌が増える時期に注意したいのが歯周病だ。歯周病は女性ホルモンを栄養源として好むため、女性ホルモンが大量に分泌される思春期と妊娠・出産後は特に注意しなければならない。

 

 

ニワトリ

歯周病の発症や悪化には女性ホルモンの関与が大きくて、更に女性の歯は男性よりもエナメル質の硬度が低く、その下にある象牙質は男性よりも薄いんだ!っていうことは、もう完全に男性よりも女性の方が歯周病になりやすい傾向にあるのがわかるね!

ぴよぴよ(これは大きなハンデっす)!

 

 

この章のまとめ
  • 女性であることは、それだけで虫歯や歯周病にかかりやすい。
  • 女性のリスクの一つは、唾液腺のサイズが小さく、唾液の分泌量が少ないこと。
  • 特に更年期はホルモンバランスが崩れて唾液の分泌量が激減し、虫歯だけではなく歯周病やドライマウスのリスクも加わる。

 

 

免疫の邪魔をする女性ホルモン

妊娠2カ月から8カ月の間は歯茎の腫れがひどくなってくる(妊娠性歯肉炎)。これは、プロゲステロンとよばれる卵巣ホルモンの分泌が月経時の10倍にもなり、それが炎症を引き起こすプロスタグランジンの産生を促すからである。

 

プロスタグランジンは免疫を抑制する働きがあるのだ。免疫が体を守ってくれるのに、それを抑制される動きが10倍ほど活発化するのだから、入念な警戒が必要となるわけだ。

 

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ホルモン自律神経免疫は、お互いに影響をしあい、この三つの系統のバランスが保たれて免疫は正常に働く。ストレスなどで自律神経が不調になると、内分泌系や免疫に影響をして、ホルモン分泌は失調し、免疫力が低下する。自律神経が失調すると、その結果、血液循環が悪くなる。また、臓器や気管の働きも低下する。

 

したがって、思春期や更年期、閉経期に歯周病が発生しやすくなるのだ。

 

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ニワトリ

思春期や更年期、閉経期に多くなる歯周病。だけど、特に気を付けたいのは妊娠中だね!子供にまで影響を及ぼすっていうことは、考えただけでぞっとするよね!女性が妊娠中は不安定になるわけだ!

ぴよぴよ(でも、そんな中不安定にならない女性が格好いいっす)!

 

 

この章のまとめ
  • 妊娠2カ月から8カ月の間は、免疫を抑制する働きが10倍ほど活発化する入念な警戒が必要となる
  • 思春期や更年期、閉経期に歯周病が発生しやすくなる。

 

更年期の弊害

一方、加齢とともに女性ホルモンが衰え、更年期に入ると口の中が乾燥してドライマウスになる人が増える。女性ホルモンには、皮膚粘膜を保護して潤いを与える働きがあるため、女性ホルモンが減少すると口や肌が乾燥しやすくなる。

 

また、ホルモンバランスが崩れたときも唾液の分泌量が少なくなる。更年期になると女性ホルモンのエストロゲンが減少するため、骨粗しょう症が生じやすくなり、歯の周りの歯槽骨の吸収が進みやすくなることもある。

 

 

ニワトリ

ドライマウスになると口臭の原因になるからね!だから、更年期になっても気を抜けないよ!でもまあこれは男性でも同じことだね!違う悩みを男性は男性なりに抱えているから!AGA(男性型脱毛症)とか、EDとかね!

ぴよぴよ(それぞれ一生気を付けるべきことがあるっす)!

 

 

この章のまとめ
  • 更年期に入ると口の中が乾燥してドライマウスになる人が増える。
  • ホルモンバランスが崩れたときも唾液の分泌量が少なくなる。
  • 更年期になると女性ホルモンのエストロゲンが減少するため、骨粗しょう症が生じやすくなり、歯の周りの歯槽骨の吸収が進みやすくなることもある。

 

 

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