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うつ病をオープンにし、なるべく多くの人を巻き込もう

うつ病は人に迷惑をかけるから、自分一人でこっそりと解決した方が良いの?

いいえ。その真逆です。うつ病をオープンにし、なるべく多くの人を巻き込みましょう。

先生

うつ病になると色々と判断を間違えるからね!このサイトでもいいし、本でもいいけど、有効な情報や正しい知識に基づいた適切な判断をする必要があるよ!一緒に考えていこう!
更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!

ハニワくん

うつのときはどんどん巻き込もう

この記事は、

 

 

と併せて考えていきたい。

 

そこに書いた記事で、

 

もし、このおもらしの件について自分の娘に話が出来ていないのであれば、そこにあるのは『見栄』である。

 

 

と祖母について書いた。つまりここで言いたいのは、『うつ患者の周りが『巻き込まれ型うつ』になる可能性について』に書いたような、『巻き込み』の応用だ。

 

『巻き込まれ型うつ』とは、うつの周りにいる人が、その負のエネルギーに飲み込まれ、自身もその闇に毒されてしまうことを言うが、その『巻き込み』を、極めて広範囲にすれば、負のエネルギーが集中せずに分散され、不要な問題を引き起こさないで済む。

 

両親、兄弟、身近な親戚など、考えられる人間関係すべてに、うつをオープンにし協力をお願いするのだ。そうすれば、一人の人が支えてやっていくよりも、当然負担は分散される。巻き込まれ型うつになる人も出ない可能性が高くなる。

 

 

『会社組織』と同じだ。銀行や株主がお金を用意し、社長が舵を握って幹部が調整を図る。部下たちが直接的な行動で働き、積極的に活動する人、戦略的に活動する人、援護に回って活動する人など、それぞれがそれぞれに適した役割を担い、それに集中することで、それをすべて一人でやる場合、あるいは当事者と支援者の二人でやる場合と比べて、圧倒的にそれぞれにかかる負荷が少なく、かつ、大きな効果が期待できる。

 

 

先生

結局その祖母はおもらしではなく、病気だったんだけどね!だけど、たくさんの人を巻き込むと負担が分散されるっていうのは間違いない事実だね!同じように、喋る人が多いと気持ちが晴れるっていうこともあるよ!だから老人ホームで友人なんかが出来れば、結構明るくいられるんだ!
先生のおばあちゃんは、いつも話し相手を探しているような孤独感を抱えているっす!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 巻き込まれ型うつ』とは、うつの周りにいる人が、その負のエネルギーに飲み込まれ、自身もその闇に毒されてしまうことを言う。
  • その『巻き込み』を、極めて広範囲にすれば、負のエネルギーが集中せずに分散され、不要な問題を引き起こさないで済む。

『医師の協力』も必要。というより『医師も巻き込む』

人間関係が出来ていない場合は、(面倒だ)と思う場合もあるだろうが、お金を出すだけ、たまに子供の世話をするだけ、あるいは、ケアに力を注いで家事がおろそかになる人に、おかずの残りを提供することぐらいなら出来るだろう。

 

どんなことでもいいから、少しずつたくさんの人に協力してもらえれば、一つの場所に闇が渦巻いて集中しているよりも、遥かに合理的であり、また、倫理的、道徳的に考えても、本当はそうやって協力して生きていったほうが人間の心身にはいい影響を与えるはずだ。

 

従って、もちろんこの場合『医師の協力』も必要になってくるだろう。というより、『医師も巻き込む』考え方をするのだ。なんなら、『セカンドオピニオン』、つまり、現在診療を受けている担当医とは別に、違う医療機関の医師にも相談し、一人の医師だけに固執しない。なるべく多くの人を巻き込むのだ。

 

 

先生

セカンドオピニオンもそうだし、老人ホームもそうだし、近所の人もそうだし、そうやって自分以外の様々な人を巻き込んでいけば、負担が小さくなるよ!それは人間の知恵だね!結局は、一人一人の小さな心がけが積み重なったとき、その大きな力がこの世で最も大きな力なんだ!
元気玉っすね!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 『医師の協力』も必要。というより『医師も巻き込む』。

育児と教育は違う

もし、本人が『自殺』という選択肢を考えたり、世話人が『巻き込まれ型うつ』になるのであれば、それは負のエネルギーを上手に循環させていない証拠だ。そこに集中してしまえば、そりゃあ直に少人数が負のエネルギーを受けることになるだろう。

 

私の部下は、吃音症を患い、ADHD、LD、うつ、といった症状にほぼ近いような、そういう精神状態を患っているが、そんな部下の教育をして、もう8年。何度も、

 

お前の親が教育放棄したせいで、全部俺にその役割が押し付けられてんだよ。お前の親は、かつて息子、つまりお前の兄が事故死したときから、お前に対して『生きてさえくれればいい』という『育児』をしてきた。

 

その気持ちはもちろんわかるが、『わかっちゃいるけど、わかっちゃいけない』ことがこの世にはあるのだ。例えば、だからといって人を殺していいのか。いけないなら、やってはいけないことがこの世にはあるということだ。

 

お前の親は、育児をした。だが、教育をしなかった。だからお前のように、遅刻、寝坊、虚偽申告、手柄の横取り、捏造、隠蔽、誤魔化し、表裏的といった、愚かで未熟な、誰の人生の助けにもならないような、自分本位で利己的な愚かな人格が形成されたのだ。

 

そして俺の会社に来た。俺は遅刻をするお前を叱らずに、かばい、怒った客に対し、

 

あんたねえ。遅刻ぐらいなんだってんだよ。ちょっとぐらい遅刻することだってあるだろ!

 

と言い続けることで、会社の信頼を失い、会社は倒産する。お前は客に迷惑をかけて何とも思わないのか?俺の会社を潰して、何とも思わないのか?自分だけが楽をして生きていければいい、そのツケは親や周りが払ってくれる。だって、自分は生きていればそれだけでいい、兄を亡くした悲惨で可哀想な、特別な人間だから。とでも思っているのか?

 

お前の親も言わない。お前の友人はお前を避けて通る。お前自身も自分に甘い。だとしたら、もう俺以外に誰がお前を教育するんだよ。』

 

 

先生

育児と教育は違うからね!この部下の親は、確かに不幸があって、一人の息子を亡くした。だけど、まだほかにも二人の子供がいるわけで、そのうちの一人は僕の部下となった。彼らがもっとしっかりとした教育をしていれば、僕に負担はここまでのしかからなかったんだ!
かわいそうな先生!

ハニワくん

先生

いや、そう言ってもらいたくて言ってるわけじゃないよ!真実を言っているだけさ!別に僕は負担におじけづく人間ではないからね!ただ、親が損な役割をもっと買って出ていたら、負担は減っていたという事実があるだけさ!
この章のまとめ
  • 育児と教育は違う。

負担は分散したほうが確実にスムーズにいく

私の場合は特別だ。強い精神力と柔軟な考え方を持っている。だから彼の対応を8年間やってこれた。しかし、そんな私でも、何度も彼に対して殺意にも似た激昂をすることがあり、その甘えた心構えを完全に破壊してやりたいという思いに突き動かされた。

 

彼の親が、彼の教育、つまり『損な役目』を買って出て彼に厳しく大人の人間がなんであるかを教えてくれていれば、私の負担も少なくて済んだ。そう考えたことは何度もあった。

 

だが、何度も言うが私は特別のため、別にそれについて憂い、あるいは彼の様に悲劇のヒーローを気取るつもりはない為、そう思いはしたが、別にそこに依存することはなかった。

 

しかし、負担は分散したほうが確実にスムーズにいく。これは間違いない話なのだ。

 

先生

僕の話は置いておいて、とにかく言えるのは『負担があるなら分散させよう』ということだね!物理的に考えても、重い荷物を一人でもつより、何回かに分けるか、あるいは何人かで運んだ方がいいでしょ!そういうことを淡々と理解したいのさ!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 負担は分散したほうが確実にスムーズにいく。