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休止期脱毛症って何?慢性と急性で原因と対策は違う!

休止期脱毛症って何?

びまん性脱毛症の一種です。

AGAの場合、髪の毛の土壌である毛包がミニチュア化し、小さくなります。すると、そこから生える髪の毛は産毛のように細くて弱弱しい髪の毛となるので、客観視するとそのあたりが薄毛になります。

 

休止期脱毛症の場合は、軟毛状態になる前に急激に休止期に移行させるので、軟毛した髪の毛が残るというよりは、髪の毛の本数自体が減ってしまう印象を客観的に与えます。

先生

ヘアサイクルには、成長期、退行期、休止期ってあるけど、成長期にある髪の毛を休止期に追いやると、抜け落ちちゃうからね!詳しく解説するね!
先生に任せれば大丈夫っす!

ハニワくん

『成長期の髪の毛を休止期に追いやる』脱毛症

休止期脱毛症とは、ヘアサイクルが狂って成長期にある髪の毛が突然休止期に入ってしまうことを言います。ヘアサイクルに関しては下記の記事に書きました。

 

 

  • 成長期(約2~7年)
  • 退行期(約1~2週間)
  • 休止期(約3~4か月)

 

ですね。これを人間の段階に例えると、

 

  • 成長期=赤ちゃん~成人
  • 退行期=成人~中年
  • 休止期=中年~老年及び死去

 

ということになるでしょうか。ここで言う『死去』は脱毛のことです。つまり、髪の毛が老年あるいは黄昏時を迎える休止期に入る数が多くなると、客観的に見てその人の頭皮は、薄毛状態になります。なるべく成長期のような元気はつらつとした髪の毛の数を増やしたいわけなんですよね。

 

  • STEP.1
    成長期
    約2~7年
  • STEP.2
    退行期
     約1~2週間
  • STEP.3
    休止期
    約3~4か月

先生

成長期にある髪の毛が休止期に追いやられるから、休止期脱毛症っていうんだね!何とも嫌な現象だ!
たしかに!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 休止期脱毛症とは、『成長期の髪の毛を休止期に追いやる』脱毛症。

AGA(男性型脱毛症)の場合

ちなみに休止期脱毛症のほかにも『成長期の髪の毛を休止期に追いやる』脱毛症はあります。それが『AGA(男性型脱毛症)』です。

 

その原因は『DHT(ジヒドロテストステロン)』です。男性ホルモン(テストステロン)には、体毛やひげなどに代表されるように、毛を生やす、という作用がありますが、前頭部と頭頂部の毛乳頭に多くある特殊な酵素(Ⅱ型5α-還元酵素)と結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)という脱毛を促進する物質がつくられるわけです。(ちなみに女性の場合は、アンドロステンジオンという物質からもDHTが生じます。)

 

 

薄毛

 

ジヒドロテストステロンは、成長期にある髪の毛を強制的に休止期に追いやるということで、この休止期脱毛症と共通しています。違うのは、髪の毛が『軟毛化(細くて弱弱しくなる)』するかどうかということです。

 

『ササっとわかる薄毛の悩み解決最前線』(講談社)にはこうあります。

男の薄毛は『毛髪のミニチュア化』から始まる

 

男性型脱毛症=AGAでは、脱毛した部分の髪の毛は産毛のように細く弱弱しい毛になっていき、さらに進行すると髪の毛がなくなっていきます。AGAの進行、つまり脱毛が進むプロセスは、最初から毛を作る毛包がなくなってしまうのではなく、毛髪がミニチュア化することから始まります。

 

AGAの場合、髪の毛の土壌である毛包がミニチュア化し、小さくなります。すると、そこから生える髪の毛は産毛のように細くて弱弱しい髪の毛となるので、客観視するとそのあたりが薄毛になるということです。

 

  • STEP.1
    成長期
     
  • STEP.2
    ジヒドロテストステロン
     
  • STEP.3
    休止期
     

 

このようにして、AGAの場合は成長期の途中で休止期に強制的に追いやるので、髪の毛が成長途中の『軟毛』状態になります。

 

  • 毛包=ミニチュア化
  • 毛髪=軟毛化

 

ですね。

 

先生

AGAも休止期脱毛症も、大体同じようなものだね!イメージ的には、似たようなものだって思っていればいいよ!厳密には違うけど!
ふむ!

ハニワくん

この章のまとめ
  • AGAの場合は成長期の途中で休止期に強制的に追いやるので、髪の毛が成長途中の『軟毛』状態になる。

休止期脱毛症の場合

しかし休止期脱毛症の場合は、軟毛状態になる前に急激に休止期に移行させるので、軟毛した髪の毛が残るというよりは、髪の毛の本数自体が減ってしまう印象を客観的に与えます。

 

  • 毛包=通常通り
  • 毛髪=急に休止期及び脱毛

 

というイメージでしょうか。

 

この休止期脱毛症は、『びまん性脱毛症』の一種だと言われています。びまん性脱毛症というのは、主に女性がなる脱毛症のことです。

 

 

女性がよくなる脱毛症とは、

 

  • FAGA(女性男性型脱毛症)
  • びまん性脱毛症
  • 牽引性脱毛症

 

が挙げられるでしょう。FAGAはAGAの頭に女性を意味する『Female』をつけているだけですから、AGAと同じです。同じようにテストステロンがⅡ型5α-還元酵素と結合し、ジヒドロテストステロンを生み出し、そのせいで薄毛になります。

 

びまん性脱毛症はホルモンバランスの乱れ等によって引き起こされる脱毛症です。

 

 

牽引性脱毛症は、髪の毛を、

 

  • きつめのアップ
  • ポニーテール
  • カチューシャ

 

等で強く牽引する(引っ張る)ことによってダメージを与えて脱毛を引き起こす症状です。

 

AGA
  • 成長期の途中で休止期に強制的に追いやる
  • 髪の毛が成長途中の『軟毛』状態になる
休止期脱毛症
  • 軟毛状態になる前に急激に休止期に移行させる
  • 髪の毛の本数自体が減ってしまう印象を与える

 

先生

AGAと違うのは、軟毛状態になる前に急激に休止期に移行させるっていうこと!ってことは、産毛のような髪の毛も残らないってことだから怖いね!
うーむ!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 休止期脱毛症の場合は、軟毛状態になる前に急激に休止期に移行させる。
  • 牽引性脱毛症は、髪の毛を強く牽引する(引っ張る)ことによってダメージを与えて脱毛を引き起こす症状。

女性の薄毛事情

女性もAGAになりますが、女性の場合は血中のテストステロン濃度は男性の20分の1から10分の1と言われていますので、男性よりもAGAになる確率は低いです。テストステロンの量自体がAGAと関係するのではなく、ジヒドロテストステロンが毛乳頭にあるレセプターと結びついてAGAになるのですが、やはり『男性型』と言うように、そもそもテストステロンと結びつくⅡ型の5α-還元酵素が、女性には男性ほど多くないのです。

 

 

上記の記事に書いたように、男性は、

 

  • 側頭部
  • 後頭部

 

 

だけが髪の毛が残る、いわゆる『サザエさん』の『波平型』に薄毛になっていくことが圧倒的に多いとされています。その理由は、そのジヒドロテストステロンの原因となる、テストステロンと結びつくⅡ型5α-還元酵素が、その部分にほとんど存在していないからです。

 

  • 前頭部
  • 頭頂部

 

にしか存在していません。したがって、前髪の生え際や頭のてっぺんだけがハゲていく人が多いんですね。女性の場合も同じように、

 

  • 髪の分け目
  • 頭のてっぺん

 

が薄毛になりますが、男性のように『波平型』に薄毛になっていくということはありません。したがって、あまり男性のようなAGAにはなりにくいんですね。

 

AGAで薄毛になりがちな部位
  • 頭頂部
  • 前頭部
FAGAで薄毛になりがちな部位
  • 生え際
  • 頭頂部

 

『最後に読む育毛の本』にはこうあります。

だから薄毛の人は、後頭部と側頭部は毛髪は生えていますが、Ⅱ型DHTの影響を受けやすい前頭部や頭頂部が薄くなるわけなのです。女性の場合も実は同じです。圧倒的に分泌量は少ないですが、女性も男性ホルモンを分泌し保有しています。女性の場合はさまざまな酵素の分布が男性とは異なるため、男性のような薄毛の進行にはなりにくいのです。だから頭頂部あたりが少し薄くなる程度で、Ⅱ型DHTだけの仕業で髪が薄毛になることはないと言えます。

 

先生

女性は波平さんのような髪型にはならないからね!男女とは薄毛の事情がちょっと違うということだね!
なるへそ!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 女性の場合はさまざまな酵素の分布が男性とは異なるため、男性のような薄毛の進行にはなりにくい。

休止期脱毛症はびまん性脱毛症の一種

その代わりなりやすいのが『びまん性脱毛症』です。『びまん性脱毛症』も同じように、

 

  • 髪の分け目
  • 頭のてっぺん

 

が薄毛になります。FAGAもびまん性脱毛症もほとんど同じようなハゲ方をするのですが、原因が違います。びまん性脱毛症の場合は、『ホルモンバランスの乱れ』が主な原因なのです。休止期脱毛症も、このびまん性脱毛症の一種なわけですから、そうなる理由は同じですね。

 

 

休止期脱毛症には、

 

  • 慢性休止期脱毛症
  • 急性休止期脱毛症

 

の二つがあり、慢性的なものは様々な要因が積み重なってホルモンバランスが崩れて、時間をかけて起こる脱毛症です。

 

『最後に読む育毛の本』にはこうあります。

女性ホルモンの1つであるエストロゲンが減ると、途端に髪の成長が遅くなります。そして髪自体も痩せた髪になります。女性の場合は特にホルモンの乱れが薄毛の大きな原因のひとつ。だからホルモンバランスを整えることが重要となるのです。

 

ホルモンバランスはそもそも女性が一番気を使っていると思います。『わかりきったことは言わないで!』と言われそうですが、実際のところ、仕事のストレス、生活のストレス、遅い就寝時間、不規則な食事や、ダイエット目的の食事制限など、実は現代社会はホルモンバランスが崩れやすい環境にあるといっても間違いないのです。

 

ホルモンバランスが崩れる原因に目を向けると、確かに『健康的である』とは言えそうもありません。また、女性の場合、

 

  • 生理
  • 生理不順
  • 妊娠
  • 出産
  • 閉経
  • 更年期

 

と、ホルモンバランスが崩れる様々な要因を抱えて生きています。

 

 

ホルモンバランスが崩れる原因
  • 生理
  • 妊娠
  • 出産
  • 更年期
  • 閉経
  • etc.

 

 

特にここで出ている、

 

  • 仕事のストレス
  • 生活のストレス
  • 遅い就寝時間
  • 不規則な食事
  • ダイエット目的の食事制限

 

等をやってしまう、あるいは抱えてしまうということは、上記の記事に書いたように、それ自体が生理不順を引き起こす要因となります。さらに追い打ちをかけるように、その生理不順がホルモンバランスを崩すのです。もう、踏んだり蹴ったりですね。

 

  • STEP.1
    無理なダイエットをする
     
  • STEP.2
    ホルモンバランスを崩す
     
  • STEP.3
    生理不順になる
     
  • STEP.4
    ホルモンバランスを崩す
     
  • STEP.5
    薄毛になる
     

 

規則正しい生活を送ることで得られる恩恵は、ここに書ききれないほど計り知れないものです。一石二鳥どころの騒ぎではないんです。とりあえずの最低限として、休止期脱毛症にならないためにも、一度自分の生活スタイルを再考してみましょう。慢性休止期脱毛症はそれで大方阻止することができます。

 

急性休止期脱毛症に関しては、出産、つまり分娩後等に急に現れる脱毛症です。これに関しては慢性休止期脱毛症よりは回復が早いとされているので、往々にして出産後しばらくたてば、自然と治っています。

 

どちらにせよ女性にとって、

 

  • ストレス
  • ホルモンバランス

 

というものは軽視するものではありません。必ずその対策をおろそかにせず、慎重な対応をするようにしましょう。

 

先生

女性のストレスとホルモンバランスの対策は重要だからね!だから気軽にタバコを吸ったり、夜更かししている女性は、考え直さなきゃね!
現代は特にっすね!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 休止期脱毛症はびまん性脱毛症の一種。
  • びまん性脱毛症、休止期脱毛症合は、『ホルモンバランスの乱れ』が主な原因。
  • 規則正しい生活を送ることで得られる恩恵は、一石二鳥どころの騒ぎではない。
  • 休止期脱毛症には、慢性休止期脱毛症と急性休止期脱毛症の二つがある。
  • 急性休止期脱毛症に関しては、分娩後等に急に現れる脱毛症で、慢性休止期脱毛症よりは回復が早い。