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円形脱毛症を漢方で治すなら何がいい?精神安定効果を持つ漢方薬いろいろ

円形脱毛症を漢方で治すなら何がいい?

ピックアップできるのは、以下の漢方薬になります。

 

  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
  • 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
  • 加味逍遥散(かみしょうようさん)
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
  • 小柴胡湯(しょうさいことう)
  • 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

 

一つ一つ見ていきましょう。

先生

薬でも完治できないから漢方薬でもそこまでは期待できないよ!だけど、状況や使い方によっては効果があるからね!詳しく解説するね!
先生に任せれば大丈夫っす!

ハニワくん

漢方薬は円形脱毛症には有効かもしれない

 

円形脱毛症は100%ではありませんが、ストレスが原因で起こる自己免疫疾患だと考えられています。円形脱毛症については下記の記事にたっぷりと書きましたので、併せてご確認ください。

 

 

さて、それを『漢方薬』で何とか対処できないかと考えてみたとき、どのような漢方薬がふさわしいか調べてみました。 そしてピックアップできるのは、以下の漢方薬になります。

 

漢方薬の種類
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
  • 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
  • 加味逍遥散(かみしょうようさん)
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
  • 小柴胡湯(しょうさいことう)
  • 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

 

一つ一つ見ていきましょう。

 

先生

円形脱毛症がストレスが原因でなる脱毛症だと仮定すると、そのストレス対策となる漢方薬があるんだ!
なるへそ!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 漢方薬は円形脱毛症には有効かもしれない。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

『NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版』にはこうあります。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

  • 神経質で精神的に不安定な人に

 

比較的体力はあるが、神経質で、ささいなことが気になって、抑うつ、不安、イライラ、不眠などがあるような、精神的に不安定な人に用いられる薬です。神経症、不眠症、鬱状態、神経症の心悸亢進、子供の夜泣き、勃起障害などがあるときに処方されます。

 

ゾウやシカなどの哺乳動物の化石化した骨からつくる竜骨という生薬が入っているこの漢方薬は、精神を安定させる働きがあります。したがって、ストレスが原因で起こる円形脱毛症にはぴったりの漢方薬ということが言えますね。

 

 

柴胡加竜骨牡蛎湯が向いている人
  • 比較的体力があり、神経質な人

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

『NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版』にはこうあります。

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

  • 不眠やイライラ、子供の夜尿症にも

 

神経が過敏になることで起こる不眠、イライラ、不安、のぼせ、動機や息切れなどを改善する漢方薬です。神経症をはじめ、ストレスのような精神的な不安が引き起こす男性の性機能の低下や、神経の高ぶりによる子供の夜泣きや夜尿症にも用いられます。眠りが浅い、夢見が多いなどの症状がでている場合にも使われます。

 

これも同じように、精神安定に効く薬です。柴胡加竜骨牡蛎湯との違いは、『体力がない人』向けだということです。漢方薬は、体力がある、ないで効果が変わってきます。

 

 

桂枝加竜骨牡蛎湯が向いている人
  • 体力がなく、神経質な人

加味逍遥散(かみしょうようさん)

『NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版』にはこうあります。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

  • 女性の不定愁訴に用いられる代表的な漢方薬

 

”産婦人科の三大漢方薬”のひとつで、月経異常や更年期障害など、女性特有の症状によく用いられます。体力があまりない人で、肩がこる、めまいや頭痛がするなどのほか、のぼせや発汗、イライラ、不安など、不定愁訴といわれる多少な心身の不調に広く用いられます。

 

これは特に女性の不定愁訴に有効だとされる漢方薬ですね。女性の場合、ホルモンバランスを崩したらFAGAやびまん性脱毛症などの脱毛症を引き起こす可能性がありますから、より一層こうした精神安定には気を配る必要があります。

 

  • 生理(月経)
  • 妊娠
  • 出産
  • 更年期

 

様々な要素や時期が、女性の心身に影響を与えます。

 

ホルモンバランスが崩れる原因
  • 生理
  • 妊娠
  • 出産
  • 更年期
  • 閉経
  • etc.

 

 

加味逍遥散が向いている人
  • 女性に多く用いられ、比較的虚弱でのぼせ、精神不安がある人に向く。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

『NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版』にはこうあります。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

  • 不安が招く胃腸の不調も改善

 

精神的な不安や緊張があると胃腸にも不調が出てきやすいものですが、『半夏厚朴湯』はそうした人にも湯用です。いわゆる神経性胃炎(ストレスによる機能性ディスペプシア)などにも、心身両面に働きかける効果が期待できます。

 

半夏(はんげ)はカラスビシャクというサトイモの仲間から作られる生薬で、痰を取り除いて吐き気を抑える効果を期待できます。注目したいのは厚朴(こうぼく)で、これはホオノキという香りのよい木の樹皮からつくられているのですが、これが気分を晴れやかにする効果があるのです。

 

半夏厚朴湯が向いている人
  • 体力は中くらいで、胃腸が弱い人に向く。

小柴胡湯(しょうさいことう)

『NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版』にはこうあります。

小柴胡湯(しょうさいことう)

  • 免疫力を高めて元気をつける

 

『小柴胡湯』は、体力が中くらいで、肋骨の下あたりが張って苦しく(胸脇苦満)口の中の不快感、食欲不振、吐き気、微熱、倦怠感などがある人に用いる薬とされています。

 

小柴胡湯は基本的に、長引く風邪や胃腸炎などに効くとされているのですが、子供の円形脱毛症に有効だとされています。免疫機能を整えたりする効果があるので、さまざまな病気や症状に効果を発揮します。

 

 

小柴胡湯が向いている人
  • 体力が中くらいの、上腹部が張って不快な人に向く。

十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

『NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版』にはこうあります。

十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

  • 疲労・衰弱している人の気力と体力を補う

 

全身が弱って、漢方で言う『気』も『血』も著しく不足している人に向く漢方薬です。血行を促したり、滋養強壮作用のある10種類の生薬の配合により、気力・体力を補います。不足を補う『補剤』の代表的な一つです。

 

疲労倦怠感、貧血、皮膚の乾燥、食欲不振、寝汗、手足の冷えなどの不調があるときに処方されます。

 

この十全大補湯の、

 

  • 血行
  • 貧血
  • 乾燥
  • 手足の冷え

 

に有効であるという事実は、髪の毛にとってもいい影響を与えます。下記にあるのがそれについて書いた記事です。

 

  • STEP.1
    血行が良くなる
     
  • STEP.2
    頭皮や髪の毛に酸素や栄養素が良く回る
     
  • STEP.3
    健康な髪が育ちやすくなる
     

 

 

十全大補湯が向いている人
  • 気も血も衰え、疲れやすい人に向く。

東洋医学の『心身一如(しんしんいちにょ)』

抗生物質等を利用する西洋医学では、病気を治療するとき、標的を絞って行うのが基本です。例えば胃の不調があれば、『胃の不調に効く薬』を出して、その部分だけにフォーカスします。

 

しかし、漢方薬を用いる東洋医学では『心身一如(しんしんいちにょ)』という考え方のもと、心と身体は一つものと考えるので、そのように部分だけにフォーカスせず、『全体の状態』、『体質』を総合的に判断して、その全体バランスを整えることに重きを置きます。

 

 

さしずめ、

 

  • 西洋医学=治療
  • 東洋医学=治癒

 

ということでしょうか。外部から治す治療と、内部から治す治癒の違いというイメージで、わざと『毒である漢方薬』を飲んで、その排泄を促し、体を健康にするのです。

 

薄毛

 

『「からだの不思議」雑学事典 (王様文庫)』にはこうあります。

漢方薬は『体にやさしい』ってこれホント?

 

私たちは、『体調を良くしてくれたり体を丈夫にしてくれるものであれば、体にいいものなんだろう』と思いがちだ。漢方薬がいい例だ。『漢方薬は体にやさしい』というフレーズをよく耳にする。

 

しかし、それが違うのだ。むしろ、漢方薬は『体に良くないものだから、体からの排出が促進されて健康になる』のである。じつは、漢方薬は毒なのだ。

 

(中略)

 

排泄というのは人間にとって大切な機能。体にため込まれた老廃物や毒素などがしっかり排泄されると、免疫力が高くなり、体調がよくなる。漢方薬は天日で干されているので、黒くカラカラ乾いている。苦くてまずくて、栄養になるようなものはほとんどない。それを飲むと、体が毒だと判断して、一所懸命排出しようとする。その結果、体にため込まれていた悪いものも一緒に出て、免疫力が高まるというシステムなのだ。

 

  • STEP.1
    漢方薬(毒素)を飲む
     
  • STEP.2
    それを排泄しようという治癒力が高まる
     
  • STEP.3
    毒素や老廃物を排泄する
     
  • STEP.4
    排泄すると免疫力が高くなり体調が良くなる
     

 

ストレスやうつ病に効く精神安定剤などはたくさんありますが、そうした西洋医学的な薬には、疑問視する専門家も大勢います。

 

例えば、『抗うつ薬の真実』にはこうあります。

この報告を契機に、抗うつ薬、特にSSRIによる自傷他害の出現の可能性が英米を中心に議論されるようになった。さらに海外では、特に若年者を中心に、SSRIやSNRIを服用中の自傷や他害による訴訟問題が次々と起こり、問題となった。それらのケースの共通項として、これまで自殺未遂の既往がなかったこと、服用の開始後比較的初期に起こったこと、多くがプライマリケア医により処方されていたことなどが見出された。

 

『プライマリケア』というのは、『身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療』のことですが、こうした抗うつ薬を『安易に出したことが原因』で、そうした事態に繋がったといえるわけです。

 

 

そうした事実を考えると、『強引な治療』より『自然治癒を促す』方が、自然の摂理にかなっているように見えます。もちろん、漢方薬だからといって副作用がないわけではなく、ときには命にかかわることもあるので安易な判断はできませんが、比較的誰もがすぐに市販で購入できるのを考えてもわかるように、やはり処方されなければ出ないような薬と比べれば、副作用は少ないと言えます。

 

あるお医者さん一家は、子供も含めて、体調が少し悪くなる前、というタイミングで必ず家族みんなで漢方薬(葛根湯)を飲む習慣をつけているそうですが、そのかいあってか、その一家は風邪知らずの元気で健康的な生活を送っているといいます。下記の記事に書いたように、

 

 

薬やシャンプー剤などの有害物質が体内に入ると、そのデトックスをしなければならず、その他の機能、例えば髪の毛を健康に育てるという機能がおざなりになり、それが原因で薄毛になる場合があります。

 

また、その有害物質を集積される量が排泄機能を上回ると、頭皮下に蓄積されていきますが、この蓄積された不純物は、毛母細胞にとっては完全な毒素であり、髪の成長を阻害するばかりか、深刻な脱毛症をも発症させてしまうことになるので、これらの過剰摂取は厳重に注意しなければなりません。

 

  • STEP.1
    排泄機能を超える有害物質を摂取
     
  • STEP.2
    頭皮下に蓄積
     
  • STEP.3
    毛母細胞が弱る

     

  • STEP.4
    脱毛する可能性あり

 

その点、漢方薬であれば最初から『排泄を促す目的』で服用するということを考えても、害はそうした『治療薬』と比べれば少ないと言えるかもしれません。ただ、薬に関しては素人判断で決めつけるのはよくないので、それを常用する場合は必ず医師に相談してからにしましょう。

 

 

先生

強引に治す方法と、内から自然治癒で回復させる方法があるけど、どちらにせよ最後には『内からの自然治癒』になるんだ!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 『毒である漢方薬』を飲んで、その排泄を促し、体を健康にする。
  • 『強引な治療』より『自然治癒を促す』方が、自然の摂理にかなっている。
  • 薬の過剰摂取は脱毛症の原因となる。

円形脱毛症は治療しなくてもいい

2018年6月20日のニュースにはこうありました。

髪の毛などが抜ける「円形脱毛症」。日本皮膚科学会は昨年12月、7年ぶりに改訂した診療ガイドライン(指針)で、ウィッグ(かつら)の使用を推奨し、「治療しないこと」も選択肢にあげた。根本的な治療法がないなか、患者の心身の負担なども考慮し、治療に固執しない考え方があることを示した。

参考 円形脱毛症は治療しなくてもいい 学会が指針改定朝日新聞デジタル

 

『根本的な治療がない』、『患者の心身の負担なども考慮』とありますね。この脱毛症が精神的負担が原因であること、そして放置していれば治る可能性が高いことがわかるニュースということがわかります。

 

先生

やっぱり円形脱毛症は一時的である場合が多いんだね!
なるへそ!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 円形脱毛症は治療しなくてもいい。