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炭水化物ダイエットをするとワキガになる?『ケトン体』が原因なのか

炭水化物ダイエットをするとワキガになる?

なりません。

ワキガというのはアポクリン腺の数によって決まるからです。しかし、体臭を発する可能性はあります。

先生

ダイエットでワキガになるということはないよ!ただ『悪化する可能性』はあるね!詳しく解説するね!
先生に任せれば大丈夫っす!

ハニワくん

炭水化物ダイエットをしてもワキガにはならない

炭水化物ダイエットをしてもワキガにはなりません。そういう話をしている人がいたら、それはただ嘘つきがいるということですね。

 

 

ではここで、ワキガ臭が発生する原因と流れを見てみましょう。

 

  • STEP.1
    アポクリン汗腺からアポクリン汗が出る
     
  • STEP.2
    脂肪分やたんぱく質等が皮膚にある細菌に分解され腐敗臭を放つ
     
  • STEP.3
    皮脂腺からの皮脂が加わり更にニオイが強まる
     
  • STEP.4
    エクリン汗によってわき全体にニオイが広がる
     
  • STEP.5
    わき毛にからまりニオイが発散される
     
  • STEP.6
    ワキガ臭が放たれる
     

 

つまり、炭水化物ダイエットをして『アポクリン腺が増える』のであればわかるのですが、そんな事実は一切ないため、それによってワキガになるということはありません。

 

また同じように、ワキガが人に『うつる』ということもありません。ワキガは感染病ではないからです。お風呂に入ってもプールに入っても、問題ありません。むしろ、そうして水に浸かっている間は、細菌が繁殖する暇がないため一時的にワキガ臭は収まります。

 

 

つまり、

 

  • 炭水化物ダイエットをする=アポクリン腺が増える
  • ワキガの人と一緒のお風呂に入る=アポクリン腺が増える

 

ということはないのです。これが決定的な事実です。

 

先生

ただ、二つとも微妙にニュアンスを変えればその通りになるけどね!例えばニオイは悪化するし、ニオイ自体が人にうつるということはある。
たしかに!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 炭水化物ダイエットをしてもワキガにはならない。
  • ワキガは人にうつらない。

過度な低糖質ダイエットはリスクが大きい

ただ、下記の記事にも書きましたが、『過度な低糖質ダイエットは薄毛の原因となる』事実はありますし、

 

 

他にも様々な問題があります。私はこのダイエットをよくやるのでわかるのですが、一番わかりやすいのは、『脳が回らない』ということですね。脳にとって唯一の栄養素は『ブドウ糖(糖質、炭水化物)』なのですが、その糖質を摂らないわけですから、頭の回転が悪くなり、ぼーっとした状態が続きます。

 

 

例えば、ちょうどこの記事を書いている今もダイエット中なのですが、いつもより頭がふらふらしますね。また、『全く炭水化物をとらない生活』を3日続けたこともあるのですが、その時は、寝る直前に幻聴が聞こえましたね。

 

私は極めて理性的な性格で、無宗教ですし、神社に行ってもお参りすらしないタイプなのですが、幻聴が聞こえました。『あははははは!!!』という笑い声のようなものが聞こえ、鳥肌が立って思わず飛び起きましたね。

 

そのせいもあってその期間はよく眠れませんでしたね。まあ、それは私なりに『喪に服していた』期間だったので、苦痛があってよかったのですが。とにかくそのようにして、脳に栄養を与えないと人間の精神にも大きな悪影響を与えてしまいます。

 

 

しかし、『ワキガ臭を発する』ということはありませんでしたね。つまりは、アポクリン腺が増えるということはなかったということです。

 

先生

リスクはあっても、アポクリン腺を増やすということはないよ!
なるへそ!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 過度な低糖質ダイエットはリスクが大きい。

第二のガソリン『脂質』

ただし、『ケトン体』というキーワードには注目する必要があります。先ほどの薄毛の記事にも書きましたが、『トータルワークアウト―3週間で劇的にカラダが変わる魔法のトレーニング』にはこうあります。

では、脂肪を燃やすにはどうすればよいのでしょうか。そのためには、糖質がキーポイントとなってきます。糖質は、日常生活のほとんどの動きに必要なエネルギーです。われわれは、糖質を燃やすことによって、それをエネルギーに変えているのです。つまり、日常生活では、脂肪より先に糖質が燃えているのです。

さきほど、脂肪は糖質が無くなってしまった時非常用のエネルギーだと述べました。そこで、生活の中で糖質をまったく摂らないとしたらどうでしょう。すると顔を洗うにも歯を磨くにも、エネルギーとして燃やされるのは脂肪だけということになります。単純にいえば、糖質を減らすことは、すなわち脂肪を燃やすことに繋がるのです。

 

つまり、

 

  • 第1のガソリン:糖質
  • 第2のガソリン:脂肪

 

とある人間のエネルギータンクの中で、『貯蔵庫』である脂肪を燃やすためには、まず最初に第1のガソリンである糖質を枯渇させることが重要です。それで初めて、

 

うーむ。では第2のガソリンを使用するか。緊急だしな。

 

として体が『飢餓を乗り越える<今を生き延びる』という風にシフトチェンジし、脂肪をエネルギーとして使用しだすんですね。

 

薄毛

 

炭水化物を減らすのには、このような理由があります。また本には、

 

脳が働くエネルギーは糖質だけなので、その分だけの糖質を摂りたいが、そう器用な真似はできない。それどころか、糖質がないと人間の身体は筋肉を壊し、そこからたんぱく質を分解して糖質を得ようとする。だから高たんぱく食品を食べる。

 

とあります。これが、長らく低炭水化物ダイエットの根幹にあった人体学の理論だったわけですね。この本は2003年に出ている本で、『ライザップ』よりもはるかに前にこの手のダイエットを主張していたわけですが、あれからもう15年以上が経ちます。

 

本には『ケトン体』というキーワードが出ていませんね。それが実は、最近になって『脳の第2のエネルギー』として、このケトン体が浮上してきたのです。

 

先生

兼ねてから行われてきた低糖質ダイエットには、糖質、脂質、たんぱく質のコントロールにだけ目を向けがちだったんだ!
ふむ!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 『ケトン体』というキーワードに注目する。

第二のエネルギー源『ケトン体』とは

脳の栄養不足を助ける「MCT」』にはこうあります。

脳では、ブドウ糖が不足すると第二のエネルギー源「ケトン体」が使われる!

 

これまでは、「人の脳で利用される唯一のエネルギー源=ブドウ糖」と考えられていました。しかしさまざまな研究から、体内にブドウ糖が不足してしまったとき、脳では肝臓で作られる「ケトン体」が利用されることがわかりました。

 

脳が使うエネルギー源の割合を調べた調査によると、平常時にはブドウ糖が100%を占め、絶食時にはケトン体が約60%以上を占めていたのです! ケトン体は、脳にとってブドウ糖に替わるエネルギー源になっていることがわかります。

 

このことから、老化の進行や特定の疾病により衰えはじめた脳機能低下の抑制に、ケトン体が有効なのではないかという研究が進められています。

参考 脳の栄養不足を助ける「MCT」MCTサロン

 

つまり、確かに普段は100%の割合で、ブドウ糖を栄養素として使っているのですが、絶食時には、ケトン体を脳の栄養素に回しているという事実がわかったのです。

 

下記の動画は、トレーニング系のyoutuberが『ケトン体ダイエット』について説明していますが、すでにこの常識が根付いて、数年以上経っているのが現状です。

 

[糖質制限]ケトーシスになっているか測れる試験紙|ケトスティックス


 

高たんぱく、低脂質、低糖質の食事をすることは、アスリートにとっては当然のことなのですが、そうすると体質が、ブドウ糖体質からケトン体体質へと変わっていきます。するとこのケトン体が、甘酸っぱいニオイを体臭として発することがあるのです。下記の記事に、様々な病気のニオイを載せていますが、

 

 

ここで言うケトン体の甘酸っぱいニオイは、『糖尿病』のニオイと同じです。『気になる口臭・体臭・加齢臭』にはこうあります。

さらに、糖尿病になるとインシュリンが不足して糖の分解が進まなくなるので、その代わりに体脂肪を燃焼してエネルギーを作り出そうとします。その際、ケトン体という強いニオイ物質が発生し、血流に乗って全身へと送られるため甘酸っぱい口臭や体臭を生み出します。

 

つまりこういうことです。

 

  • STEP.1
    糖尿病になり糖の分解が困難になる
     あるいは、低糖質ダイエットで糖分を摂らない。
  • STEP.2
    体脂肪を燃焼してエネルギーを作り出そうとする
     
  • STEP.3
    ケトン体という強いニオイ物質が発生し、血流に乗って全身へと送られるため甘酸っぱい口臭や体臭を生み出す
     そのケトン体は脳の第2のエネルギー源ともなる。

 

ケトン体はこのようにして、人間の生体のホメオスタシスを維持する為に必要不可欠な物質なのです。

 

ホメオスタシス(恒常性)
生物および鉱物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。

 

この物質が出るから、糖質がなくても脳が回っていたんですね。

 

 

先生

人間の生体のホメオスタシスを維持する為に必要不可欠なケトン体が、糖質の代わりに脳のエネルギー源となっていて、だけどニオイを発するってことだね!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 脳では、ブドウ糖が不足すると第二のエネルギー源「ケトン体」が使われる。
  • ケトン体が、甘酸っぱいニオイを体臭として発することがある。
  • ケトン体は、人間の生体のホメオスタシスを維持する為に必要不可欠な物質。

ケトン臭の別名『飢餓臭』

更に本にはこうもあります。

無理なダイエットが招く『ダイエット臭』

 

(省略)ケトン体というのは、飢餓や糖尿病などで糖が不足した状態にあるとき、エネルギーとして使われるもので、肝臓で合成される物質です。血液検査で血中にケトン体が確認されると、飢餓状態にあると診断され、ブドウ糖や栄養剤、ビタミン剤などを補給する必要も生じてきます。

 

ケトン臭は別名『飢餓臭』ともいわれ、体を動かさずに断食に近いダイエットを続けていると、そのニオイは徐々に強くなります。まずは口臭、次に汗がにおい、やがて尿しゅうにあらわれます。

 

このように、このケトン体のニオイというものは、

 

  • ケトン臭
  • ダイエット臭
  • 飢餓臭

 

など、様々な呼び名があるようですね。しかし、これはワキガ臭とは関係がありません。もちろん、『ワキガ臭+ケトン臭』ということで、悪臭がミックスされて更に悪臭となるということはあるかもしれませんね。

 

 

また、厳密に言うと、糖尿病から出るケトン体と、低糖質ダイエットで出るケトン体とでは、また意味が違うと言います。やはり、糖尿病の方が体に悪い影響を与えるということですね。ケトン体の研究はまだまだこれから進められていくでしょう。

 

さて、私は低糖質ダイエットや、糖質完全カットダイエットをしたわけですが、体から『ケトン体による甘酸っぱいニオイ』を感じたことはありません。あくまでも、そういうことがあり得るということで考えておくべきですね。そして当然、ケトン体が発生したことによって、アポクリン腺が増え、ワキガになったということもありません。それが決定的な事実ですね。

 

また、もし低炭水化物ダイエットをするなら、下記の動画を見て知識を深めるといいでしょう。プロであるボディビルダーの人が論理的に説明をしてくれています。

 

筋トレに効果的な食事!炭水化物の理想の摂取量は?


 

ポイントは、

 

  • 理想の炭水化物摂取量は理想の体格によって違う
  • 波を付けず毎日同じ量の炭水化物を摂取した方がいい
  • あらかじめご飯(炭水化物)を冷凍パックしておけばわかりやすい
  • 夜よりは朝とった方が脂肪にはなりにくい

 

ということですね。ただ単に炭水化物を抜けばいいというわけではない、ということを覚えておきましょう。

 

先生

炭水化物を完全に抜くのではなく、あくまでも低炭水化物に抑えるぐらいだったらむしろ健康になれるよ!適度にね!
その適度が難しいっす!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 『ワキガ臭+ケトン臭』でワキガ臭が悪化することはある。