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ワキガ対策として『塗り薬』は効果がどれくらいあるのか

ワキガ対策として『塗り薬』は効果がどれくらいある?

基本的に、ワキガ対策として『何かを塗る』ということは、ワキガの根本治療とはなりません。

ワキガの原因のアポクリン腺の数を減らすことにはならないからです。ただもちろん、一時的な処置としては十分効果を発揮します。

先生

ワキガの根本治療は手術だからね!それ以外は対症療法だよ!詳しく解説するね!
先生に任せれば大丈夫っす!

ハニワくん

ワキガ対策として『何かを塗る』ということ

 

ワキガ対策として塗る薬に『デトランスα』等の商品があります。下記の記事に詳細を書きましたので、併せてご確認ください。

 

 

基本的に、ワキガ対策として『何かを塗る』ということは、ワキガの根本治療とはなりません。ワキガ臭が発生する原因と流れを見てみましょう。

 

  • STEP.1
    アポクリン汗腺からアポクリン汗が出る
     
  • STEP.2
    脂肪分やたんぱく質等が皮膚にある細菌に分解され腐敗臭を放つ
     
  • STEP.3
    皮脂腺からの皮脂が加わり更にニオイが強まる
     
  • STEP.4
    エクリン汗によってわき全体にニオイが広がる
     
  • STEP.5
    わき毛にからまりニオイが発散される
     
  • STEP.6
    ワキガ臭が放たれる
     

 

これを見てもわかるように、ワキガの原因はとにもかくにもアポクリン腺です。それによってワキガの原因であるアポクリン腺が消えていくのであればいいのですが、そういうことはないので、どれも一時しのぎですね。

 

エタノール

 

ミョウバン

 

赤飯

 

オロナイン

 

デオドラント製品

 

このいずれもが全て一時しのぎであり、赤飯とオロナインに関しては効果がないか、違う問題が出てしまうため、意味がありません。また、エタノール等のアルコール消毒液も殺菌効果がありますが、『ワキガに特化した商品』ではないので、推奨はされません。それであれば、ノンアルコールであるウェットティッシュを使うか、濡れタオルで汗を拭いたほうが安全であり、効果も期待できます。

 

 

先生

基本的にアポクリン腺がある限り、何をやったところで対症療法だからね!
なるへそ!

ハニワくん

この章のまとめ
  • ワキに何かを塗ってもアポクリン腺は消えない。

ミョウバンの実力

ワキに何かを塗るなら、やはりミョウバンが推奨されます。これは古くから消臭効果があると言われ続けていて、今でもデオドラント製品の中に、このミョウバンが含まれていることからも、制汗・殺菌効果を期待できる成分だと言えるでしょう。以下のようなものですね。

 

 

ミョウバンというのは水に溶けると『酸性』になります。皮膚というのは酸性であれば雑菌の繁殖を抑えることができるので、その性質を利用しているということなんですね。

 

 

ただ、言ったように現在ではデオドラント製品のほとんどにこのミョウバンが含まれていますから、それを使った方が手っ取り早いと言えるでしょう。特に以下のような商品が推奨されます。

 

※写真サイズが大きく表示される場合があります

 

デオドラント製品には様々な種類がありますが、その概要は下記のとおりです。

 

種類別デオドラント剤の概要

スプレータイプ ワキガではないけれど、ワキの汗や汗臭さを抑えたい場合。
パウダータイプ ワキガではないけれど、ワキの汗や汗臭さを抑えたい場合。
ふきとりシートタイプ 急な発汗を抑えたい場合。
殺菌作用の強いタイプ 皮膚のかぶれや黒ずみの原因となるので注意が必要。
ロールオンタイプ アポクリン腺の汗を抑制する効果があり、抗菌殺菌作用が強い。
スティックタイプ アポクリン腺の汗を抑制する効果があり、抗菌殺菌作用が強い。
クリームタイプ アポクリン腺の汗を抑制する効果があり、抗菌殺菌作用が強い。

 

ですから、もしワキガ臭を抑えるためにはスプレーやパウダータイプではなく、

 

  • ロールオン
  • スティック
  • クリーム

 

のタイプを選ぶといいでしょう。

 

 

先生

デオドラント剤の中にも効く、効かないが明確にされているから、逆にちょっと心強いね!
たしかに!

ハニワくん

この章のまとめ
  • デオドラント製品のほとんどにミョウバンが含まれている。
  • ワキガ臭を抑えるためにはスプレーやパウダータイプではなく、ロールオン、スティック、クリームタイプがいい。

ワキガに有効な『塗り薬』は?

またこれらは『薬』ではなく『医薬部外品』ですからね。

 

医薬部外品
薬事法に基づき医薬品と区別されている、人体に対する作用が緩やかな薬品。あるいは、医学的な検証を経ていないもの。

 

ちなみにその他医薬部外品には、

 

  • 蚊取り線香
  • 日焼け止めクリーム
  • 脱毛剤
  • 歯みがき

 

等があります。また、下記の薬は『飲み薬』ですからね。精神性発汗を止めるために使われるものです。

 

主な治療薬

精神安定剤 マイナートランキライザー等
自律中枢調整剤 ベレルガル等
中枢性睡眠剤 バルビタール等
発汗に効く薬 抗コリン剤等

 

このようにして、ワキガに有効な『塗り薬』というものはなく、あったとしても人体に対する作用が穏やかな『医薬部外品』です。従って、その効果も抜群のものとは言えず、強いワキガ臭を持っている人であれば、あまり効果を期待できません。

 

冒頭に挙げた『デトランスα』は『医薬品』で、輸入をするため法律に引っかからず、医師の処方がなくても手に入れることができます。しかし、冒頭の記事にも書いたように、これはこれで、

 

  • かぶれ
  • 痒み

 

等の問題も起き、またワキガの根本治療となるわけでもないので、高い効果は期待できません。それに、いくら法律に引っかからないと言っても、医師が処方して出すべき薬を法の網をかいくぐってまでして無理矢理手に入れても、それを使う人間に知識や見識がなければ、トラブルの原因になることもあります。

 

先生

痒みを訴える人もいるからね!ニオイが消えれば痒いくらい構わないっていう人もいるけど!
うーむ!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 『デトランスα』は『医薬品』だが、ワキガの根本治療とはならない。

素人判断のリスク

例えば薄毛治療として使う『ミノタブ(ミノキシジルタブレット)』です。下記の記事に書いたようにミノタブの注意点は、

 

 

  • 日本で販売されていない(処方箋薬としても)
  • 海外輸入になるためあらゆるリスクが高い
  • 本来のミノキシジルよりも副作用が多い
  • 外用ではなく内服であるということ

 

ということです。

 

まず、日本で販売されている商品ではないので、個人で海外輸入をして手に入れるしかありません。そういう意味で様々なデメリットやリスクがありますね。まず、その商品がまともなものかどうかがわかりません。医師が処方する薬と違って、正規のルートで手に入れているものではないこともあるため、こうした輸入商品を購入する際は、常にそうしたリスクを覚悟しなければなりません。

 

 

そして、ミノキシジルの『内服』の診療ガイドラインでの推薦度は最低の『D』です。ミノキシジルタブレットは『内服』ですよね。ミノキシジルというのは確かに薄毛治療に有効な数少ない貴重な成分ですが、しかしそれが有効であり『A』評価を受けているのは『外用』なのです。つまり、

 

ミノキシジルが薄毛に有効か!じゃあミノタブも有効だな!

 

として、素人判断で海外からミノタブを輸入し、それを『内服』してしまうと、思わぬ副作用に悩まされることになるでしょう。

 

薄毛

 

同じように、ED治療薬もそうです。下記の記事に書いたように、

 

 

ED治療薬はその性質上、薄毛治療と同じように個人の判断で秘密裏に手に入れようとする人が多い薬です。しかし、ここにも落とし穴があるんですね。

 

  • 粗悪品をつかまされる
  • ニトロ処方と併用する可能性がある

 

等のリスクを冒すことになり、最悪の場合は命を危険にさらします。

 

  • STEP.1
    EDは恥ずかしい病気である
     (間違った思い込み)
  • STEP.2
    病院に行くよりネットで薬を買って密かに治した方がいい
     (間違った思い込み②)
  • STEP.3
    偽の薬と気づかずにネットで注文する
     (間違った行動)
  • STEP.4
    待っても待っても商品が届かない
     あるいは偽物の粗悪品をつかまされる
  • STEP.5
    EDの症状は以前のまま
     あるいは違う問題が浮上するリスクがある

 

その『デトランスα』が危険であるということではありません。危険なのは『素人判断』であり、見識のない人の判断で勝手に薬を使用することです。これはある種、『乱用』にも似ています。

 

例えばED治療薬であれば、心臓病の薬である硝酸剤(ニトロ処方)との併用が絶対に出来ません。そのようにして、医師がその人をきちんと診察しなければ、どんな薬を出していいかが明確にわからないのです。もし、体質的に何か特殊な条件があった場合は、ワキガ体質の治療として塗り薬は適さないかもしれないんですね。

 

ですから、『薬』を使う際は必ず医師の判断を仰ぐようにしましょう。インターネットや様々な本の登場により、素人は『玄人の知識』を簡単に手に入れられるようになりました。しかし、だからといって、素人判断で何もかもやっていい時代はいつになっても来ないことを理解しましょう。

 

先生

ネットが普及して『情報』ははるかに手に入れやすくなったけど、それを受ける『人』は未来永劫正確ではないからね!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 素人判断で何もかもやっていい時代はいつになっても来ない。