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乾燥肌の人はニキビができやすい?『乾燥の本当の原因』を知ることが真の予防と対策になる

乾燥肌の人はニキビができやすい?

そうとも言えます。

肌が乾燥するとバリア機能が低下し、肌荒れを起こします。しかし、乾燥している人全員に肌荒れが起きるわけではありません。ニキビができやすいのは一般的に『脂性肌』の人です。

先生

昔は乾燥させればニキビが治るなんて言われていたんだ!とんだ間違いだね!詳しく解説するね!
先生に任せれば大丈夫っす!

ハニワくん

ニキビは必ずしも皮脂が多いからできるわけではない

 

ニキビ

ニキビができる原因を見てみましょう。

 

ニキビができる原因(内因性)

 

ニキビができる原因(外因性)

 

その他

 

ニキビは一つの原因によって発症するわけではないので、このすべての要素を最適化することが求められます。ここに、『乾燥』と出てきましたね。乾燥もニキビの原因の一つなのです。ではここで、思春期にニキビができる原因と流れを見てみましょう。

 

  • STEP.1
    第二次性徴期を迎えて性ホルモンのバランスが大きく乱れる
     
  • STEP.2
    男性ホルモンの分泌が盛んになる
     
  • STEP.3
    皮脂腺が増大して皮脂が多く分泌される
     
  • STEP.4
    洗顔不足によって毛穴に皮脂が詰まるとコメドが形成される
     
  • STEP.5
    常在菌『アクネ桿菌』が皮脂によって増殖し、コメドが炎症する
    『白ニキビ』の段階。 

 

なぜ思春期のケースを持ちだすかというと、ニキビができる原因というのは複雑であるからして、一例を出すことしかできないからです。ここではわかりやすく思春期にニキビができる原因と流れを載せました。

 

 

こう考えると、『皮脂』がアクネ菌のエサになるわけですから、その皮脂が足りずに乾燥している肌は、ニキビとは無縁の気もします。『発毛・育毛の新常識―これだけ知っていればハゲになりません! 』にはこうあります。

皮脂は髪の成長に欠かせない大切な成分

 

育毛の大敵といわれている『皮脂』は、実は人体にとってなくてはならない、大切な成分である。頭皮を含む私たちの身体は、一枚の巨大な皮膚でスッポリと覆われていて、その皮膚を乾燥などのトラブルから護るために、皮脂穴から分泌された皮脂が、汗穴から分泌される水分とまじりあって、保護膜と呼ばれる皮脂膜を形成し、私たちの身体から必要な水分が失われないように護っている。

 

この働きは全身にわたって行われており、もちろん頭皮も例外ではない。皮脂は、私たちの身体を乾燥や肌荒れなどから保護するために、全身から分泌されている大切な成分なのである。

 

 

皮脂はこのようにして、私たちの身体を乾燥や肌荒れなどから保護するために、全身から分泌されている大切な成分です。しかし、肌が乾燥しているということは、この皮脂が出ていないということ。それならば、アクネ菌のエサがないということで、ニキビも出ないというイメージが浮かびます。

 

しかし、『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典 (基本の美容シリーズ)』にはこうあります。

ニキビの出来る理由は複雑

 

(省略)ニキビは必ずしも皮脂が多いからできるわけではありません。その証拠に、乾燥肌の人でも大人ニキビはできるのです。また、皮脂の少ない頬にだけできる人もいます。

 

(中略)ニキビの原因を知りたい気持ちはよくわかりますが、あまりにも複雑にからみあっているので、原因を簡単には特定できないケースが多いのです。ニキビが慢性化している人は、スキンケアだけでは治らないことがおおいので、皮膚科で早めに受診してください。

 

  • ニキビは必ずしも皮脂が多いからできるわけではない
  • 乾燥肌の人でもニキビはできる
  • 皮脂の少ない頬にだけできる人もいる
  • ニキビの出来る理由は複雑

 

と出てきましたね。つまり、『ニキビは必ずしも皮脂が多いからできるわけではない』のです。

 

ニキビ

 

 

先生

ニキビができる理由は本当にたくさんあるから、皮脂だけが理由じゃないんだね!乾燥肌でもニキビができるんだ!
なるへそ!

ハニワくん

この章のまとめ
  • ニキビは必ずしも皮脂が多いからできるわけではない。
  • 乾燥肌の人でもニキビはできる。

乾燥すると肌のバリア機能が低下する

更に本にはこうあります。

乾燥がひどくなると肌のバリア機能が低下し、肌荒れを起こします。化粧水がしみたり、かゆみを感じたりすることもあります。そんなときは、しみるものはやめ、ワセリンや低刺激のクリームなどで水分の蒸発を防ぐのみに留めます。

 

乾燥肌の人や、乾燥がひどくなった人の場合、肌のバリア機能が低下し、肌荒れを起こしやすくなります。その『肌荒れ』の中にはニキビも含まれているのです。バリア機能が低下するということは、外部にある有害物質や細菌等から自分の肌を守る能力に欠けるということです。

 

そうなると、やはり少しの刺激で傷つきやすくなったり、あるいはばい菌が付着し、それが毛穴にある皮脂やアクネ菌と混じってしまうと、菌が繁殖したり、炎症を起こしたりすることがあります。つまり、ニキビができやすくなり、あるいは悪化しやすくなるということですね。

 

本にはこうあります。

ニキビができるきっかけは、毛穴の出口の角質が厚くなって、毛穴をふさいでしまうこと。ふさがれた毛穴の中では皮脂が詰まり、アクネ菌が過剰に繁殖して、ニキビになるのです。乾燥している部分にでもニキビができるのはこのためです。

 

つまりこういうことですね。

 

  • STEP.1
    乾燥する(乾燥肌である)
     
  • STEP.2
    肌のバリア機能が低下する
     
  • STEP.3
    外部のばい菌が毛穴にある皮脂やアクネ菌と混じり、炎症する
     感染などに対して抵抗力が弱くなる。
  • STEP.4
    ニキビができる
     
  • STEP.5
    あるいは悪化する。
     

 

人には元々、 十分な角質細胞間脂質や天然保湿因子が備わっています。

 

角質細胞間脂質
セラミドやフィラグリンなどの脂質で構成されている。多くの水分を引き寄せて離さない性質があるため、『保水能力』に非常に優れている。
天然保湿因子
角質細胞間脂質と同様に、水と結合する性質があり、保水能力に優れている。水分を角質層に補給し、肌にツヤと潤いを与える。

 

しかし、老化等の現象によって体内からこれが減少し、肌は乾燥しやすくなります。乾燥肌の人は、これらの脂質(保湿物資)が何らかの理由で量が少なかったり、正常に働かないため、乾燥に悩まされます。

 

『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典 (基本の美容シリーズ)』にはこうあります。

また、角質の水分量が減り乾燥状態が続くと、肌は硬くゴワゴワしてきます。これは、角層が厚くなっていくため。角層には本来、外の刺激から肌を守る働きがあります。乾燥とは、角層のバリア機能が損なわれている状態なので、肌は『角層をもっとつくろう』と、細胞の生産を速めるのです。

 

すると、その生産ピッチに追いつけない、未熟な細胞が表面に出てきてしまうことに。これではきちんとしたバリアの役目を果たさないので、角層は、さらにどんどん厚くなろうとし始めます。こうなるともう悪循環で、凹凸した変に厚みのある角層ができあがってしまいます。

 

つまりこういうことですね。

 

  • STEP.1
    角質の水分量が減り乾燥状態が続くと、肌がゴワついてくる
     角層が厚くなっていくため。
  • STEP.2
    肌はバリア機能のある角層をもっとつくろうと、細胞の生産を速める
     
  • STEP.3
    その生産ピッチに追いつけない、未熟な細胞が表面に出てきてしまう
     きちんとしたバリアの役目を果たさない。
  • STEP.4
    角層は、さらにどんどん厚くなろうとし始める
     つまり、更に肌がゴワついてくる。

 

乾燥状態が続くと肌がゴワつきますが、そうなってしまうと人間の生物学的機能的に、悪循環に陥るということです。自己防衛本能が働いて身を守ろうとするあたりは賢いのですが、実際に悪循環にはまって逆効果になる様子を客観視すると、あまり賢くない一面ですね。

 

先生

乾燥させると悪循環が起きるから、なるべく乾燥させたくないんだ!だけど、角質細胞間脂質と天然保湿因子があれば大丈夫!
角質間…?ちょっと何言っているかわかんないっす!

ハニワくん

先生

…。
この章のまとめ
  • 乾燥すると肌のバリア機能が低下し、肌荒れを起こす。

化粧品で保湿はできるのか

それを、知的動物である人間の知識と知性でカバーしたいわけです。その悪循環にはまらないようにするために行うべきなのが、『保湿』なんですね。

 

ニキビ

実はこの保湿ですが、これは専門家で意見が分かれます。多くの専門家は、『保湿成分のある化粧水や美容液を使うことで、肌の保水力を高めることができる』と口をそろえます。それが例えば、以下のような保湿成分です。

 

水を挟み込んで逃さない保湿成分

セラミド 角質細胞間脂質の一種で、とても高い保湿力をもつ代表的な保湿成分。水分を挟み込んでサンドイッチ状の構造をつくる性質があり、肌の角質層に水分を閉じ込め、持続的に保つ。
スフィンゴ脂質 セラミド以外の角質細胞間脂質をこう呼ぶ。セラミドに近い成分で、人の肌になじみやすいが、保湿力はセラミドの方が上。
レシチン 大豆からとれる成分で、セラミドと同じようにサンドイッチ状の構造をつくる性質がある。原価の高いセラミドに比べ安価だが、保湿力はセラミドより若干劣る。

 

水分を多く含んで逃さない保湿成分

コラーゲン セラミド以外の角質細胞間脂質をこう呼ぶ。セラミドに近い成分で、人の肌になじみやすいが、保湿力はセラミドの方が上。
ヒアルロン酸 皮膚の真皮にもあるゼリー状の物質で、保湿力が高く、乾燥した空気の中でも水分を逃さない性質がある。質量にして約200~600倍の水分を蓄える力があるといわれている。
エラスチン コラーゲンと同様に、真皮にある繊維状の成分だが、化粧品に配合されているのは、表皮の保湿力を保つためのもの。
ヘパリン類似物質 血液中にあるヘパリンという成分に水分含有力があることがわかり、類似の成分を保湿成分として応用するようになったもの。 医療の分野でも保湿剤として使われている。

 

吸湿力のある保湿成分

天然保湿因子(NMF) 角質細胞内にある保湿成分。アミノ酸、尿素、ピロリドンカルボン酸などいろいろな種類があり、保湿力はあまり強くないが、さらっとした使用感で肌になじみやすいのが特徴。化粧水に配合されることが多い。
PG(プロピレングリコール)、グリセリン、1.3BG(ブチレングリコール アルコールの一種で、吸湿力がある。さまざまな化粧品に配合されているが、保湿力はそれほど高くない。

 

油分

鉱物油 石油を精製してつくられるオイル。クリームや乳液によく使われる。精製する過程で不純物が取り除かれているので、安全性に問題はない。
植物油 ホホバオイル、オリーブオイル、アボカドオイル、マカダミアナッツオイル、椿油など、植物から抽出した天然のオイル。
動物油 ミンクオイル、スクアランオイルなど、動物から抽出したオイル。
流動パラフィン(ホワイトミネラルオイル) 石油から得た炭化水素類の混合物。ロウのような質感。

参照『美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール (PHPビジュアル実用BOOKS)』

 

美容に興味ある方ならよく聞くキーワードですね。しかし、『10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア』にはこうあります。

属に『大人ニキビ』と呼ばれる、20~30歳代の女性で、口周りやフェイスラインに沿ってニキビを繰り返すという人は、明らかに乾燥肌が原因であると考えられます。なぜなら、大人ニキビは石鹸を使わない、ぬるま湯または水洗顔にして、同時にぬるま湯で落とせるファンデーションに変えることで改善するケースが非常に多いからです。

 

この本の著者は、ファンデーションや美容液を含めた一切の化粧品を乱用することを危惧しています。それにより、かえって肌の本来の機能が発揮できず、『化粧品依存』体質になるからですね。つまり、

 

  • セラミドやヒアルロン酸の入った保湿力の高い化粧水や美容液を使う
  • ファンデーションや美容液を含めた一切の化粧品を使うべきではない

 

この2つの意見で真っ二つに分かれています。例えば、今挙げた本にはこうもあります。

肌をうるおすことがかえって肌のバリアを傷めつける

 

(省略)皆さんが日常生活において、角質層を水浸しにしてしまっている行為があります。それが、『化粧水や美容液をつけること』『顔にパックを当てること』です。(中略)いずれも、肌に水分を与えることで一時的に角質層の水分量は増しますが、角質は過剰な水分が与えられることで水浸しの状態になり、結果的にはバリア機能を低下させることになります。保湿を期待して行ったパックで、結果的に乾燥肌になってしまうのです。

 

しかしこの話が真実であれば、世にいる様々な美容専門家の意見と衝突することになりますね。もちろん、化粧品会社も敵に回すことになります。例えば、下記の記事に書いたように、

 

 

下記の動画はyoutuberの『かわにしみき』さんが出しているものですが、この対策も全て間違っていることになりますよね。

 

【私流!!】ニキビ肌荒れの治し方!【スペシャルスキンケア!】


 

しかし、『バカがつける化粧品―あなたの素肌は、20代で乾燥肌、30代で小ジワ、40・50代でカサカサ・シワシワ (危険警告!Books)』にもこうあります。

乾燥肌の責任は化粧品にある!

 

皮脂と角質細胞間脂質、皮膚のバリアを形成するこの二つの脂が水分の蒸発を防いでいるのですから、これらの脂を洗浄したら皮膚の水分が蒸発して逃げてしまうのは仕方ありません。皮膚は水分を失って乾燥肌になるのも当たり前です。

 

として、このあたりの実態に深くメスを入れています。つまり、一部の専門家は、

 

  • 美容液
  • 化粧水
  • 落ちないメイク
  • クレンジング

 

といったあらゆる美容法に対し、警鐘を鳴らしているのです。この問題はかなり奥が深い話になってきて後一万文字以上になってしまうので、この記事ではここまでにしておきましょう。とにかく言えることは、乾燥はニキビの原因。そして『乾燥の原因』が何かは、よく目を凝らさないと見えてこないかもしれません。

 

ニキビ

ちなみに、ここで追及したい内容を更に掘り下げた記事が以下の分だけあります。カギは『合成界面活性剤』ですね。

 

 

先生

保湿は大事だね!だけど、『その保湿の仕方は正しい?』と問われて正確に答えられる人はどれくらいいるだろうね!
うーむ、深い!

ハニワくん

この章のまとめ
  • 多くの専門家は、『保湿成分のある化粧水や美容液を使うことで、肌の保水力を高めることができる』と口をそろえる。
  • 皮脂と角質細胞間脂質という脂を洗浄したら皮膚の水分が蒸発して逃げてしまい、乾燥肌になるのは当然。
  • 『乾燥の原因』が何かは、よく目を凝らさないと見えてこない。